不妊症の検査はできるだけ早く行った方が良いとも言われています。どのような検査方法で行われるのか不安に思っている人も多いため、不妊の検査項目や検査室についてなどご紹介しましょう。
女性の場合はまず医師と問診を行います。それによって過去にかかった病気なども伝えることに。
そしてそこから視診となりますが、ここでは皮下脂肪の量や体型などからホルモン異常がないかもチェックされます。また膣内に膣鏡を入れて子宮の状態などをチェック。
次に触診をしますが、お腹の上から卵巣や子宮に腫れがないかなど触ってみます。次に血液検査のための血液を採取。これによってホルモン分泌チェックやホルモンの量、卵巣の機能、排卵異常などをチェックしていきます。
次は超音波検査をしますが、膣内に細いプローブを入れて卵巣や子宮に腫瘍がないか、筋腫がないか、形状に問題はないかなどの不妊原因を検査していきます。この辺も体に負担はすくないので、気楽に行うことができるとのこと。
次に月経の検査があります。月経中に行いますが経血を採取して結核菌の有無をチェックします。他にも子宮内膜組織検査も行うことが多いようです。これは子宮の底の組織を採取して内膜の状況をチェック。
他にも膣内容や頸管粘液検査があります。綿棒などで膣内の粘膜を採取して頸管などの炎症の有無をチェックしていく検査も。
そして子宮鏡や卵管鏡検査では、子宮内視鏡を入れて子宮内膜の異常をチェックや、着床障害の状態をチェックします。
他にも子宮卵管造影検査はチューブで造影剤を入れて、精子と卵子の運動の邪魔になるものがないかチェックも。
また腹腔鏡検査ではおへそから腹腔鏡を入れて、子宮や卵巣をチェックします。腫瘍などの異常を発見したらそのまま手術をすることも。この検査は6万円~7万円するもので、多くの人が行うものではありません。
目次
不妊症の6大基本検査
不妊治療をスタートするときには必ず受けるべき基本検査がありますが、その中でも6大基礎検査といわれているものがあります。
それが基礎体温検査、一般精液検査、頸管粘液検査、フーナーテスト、子宮卵管造影、経膣超音波検査の6つです。
基礎体温を測ることで排卵が起こっているか、黄体機能不全があるかなどが分かります。また毎月のパターンが分かれば、排卵日の予測もできるのです。
また不正出血がある場合はホルモンのバランスの乱れなど、その原因の推測ができる場合もあります。
一般精鋭検査では不妊の約40%を占めるといわれている、精液の問題をチェックします。精子の濃度、運動率、形態などをチェックするものなのです。
そして頸管粘液検査は排卵日近くになったタイミングで、子宮と膣をつないでいる子宮頸管の状態をチェックします。
この時期に粘液が少なかったり濁っていると受精できません。次にフーナーテストですが、これは排卵日の朝に性交をして、その後頸管粘液の中に精子が侵入したかをチェックするという検査です。
また、生理が始まったらすぐに行う検査で、子宮頸管から造影剤を入れて子宮腔や卵管の形状や状態、卵管の采周囲癒着をチェックします。
そして経膣超音波検査では膣内に超音波断層装置を入れて、子宮や卵巣を画面で検査するものです。
子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣嚢腫などの有無、状態なども把握することができ、卵胞の発育状況もチェックすることができます。
不妊症の検査の種類
不妊症の検査にもいろいろな種類があります。その中でも血液検査にはいろいろな種類があると言われています。
不妊症の血液検査は、妊娠と関係の深いホルモンの状態を調べることができます。だいたい月経から5日前後に行うとのこと。ここでは病院で行う血液検査の種類のご紹介です。
まずゴナドトロビン検査は性腺刺激ホルモンの検査のことです。性腺刺激ホルモンには黄体化ホルモンLHと卵胞刺激モルモンFSHに分かれますが、月経周期によって数値が変わります。
LHは成熟した卵胞を排出するためのホルモンです。卵胞にある卵子が脳下垂体から分泌されてLHが大量に分泌されると卵胞が24時間以内に起こると言われています。
このホルモンが正常に分泌されているかチェックするために、月経3~5日目に採血されるものです。
次はFSHの検査ですが、卵胞を刺激して卵子を発育させるホルモンです。生理後に分泌されていきます。黄体記には減少します。やはり月経3~5日に採血されるもので卵巣年齢を想定することも。
またプロクチンPRLの検査もします。PRLは乳汁分泌に関係するホルモンで、授乳期にたくさん分泌されます。このPRLが多く分泌されているときには、妊娠しません。
つまり連続妊娠をしても1年以上空くように、自然のホルモンが女性の体を守ってくれるのです。しかしこのホルモンが多く分泌してしまえば不妊の原因となるのです。
血液検査によって、高PRLであれば分泌を抑える必要があります。高PRLの原因には降圧剤や胃腸薬、経口避妊薬、甲状腺低下、帯状疱疹ヘルペス、向精神薬などによることが多いと言われています。
他にもエストラジオールとプロゲステロンの検査も行います。つまり女性ホルモンの中でもエストロゲンとプロゲステロンがあることはよく知られていますが、これらがバランスよく分泌しているか、バランスが悪くないかのチェックです。
このように不妊血液検査では、これらさまざまの種類の検査を行われているのです。
不妊症検査の時期について
不妊症検査の時期について考えてみましょう。基本的には検査をした結果、治療をしなければならないという可能性も考えるべきなので、できれば妊活スタートの1年ほど前には検査を受けるといいでしょう。
結婚が決まればすぐに妊娠したいと考える可能性もあるので、結婚前で未婚の状態であっても、30歳を過ぎたらまず検査をしておくのもおすすめです。一度検査をしておけば安心です。
悪いところがあれば治療する時間もあり、また生活を改善したり、食生活を見直すこともでき、不妊対策だけでなく自分の健康のためにも役に立ちます。また結婚してもすぐに妊娠をしたくない場合もあります。
しかしいつかは妊娠したいと思っているなら、結婚したらすぐにでも検査だけはしておきましょう。一度しておけば、その後いつ妊娠したくてもOKです。
また妊娠のための食生活や生活を整えたり禁煙などは、妊娠する前3ヶ月以上前からスタートしたいものです。
そのためにも妊娠を考える前から、いつ妊娠してもいいような準備は大切ではないでしょうか。不妊検査は未婚、既婚にかかわらず、年齢によって行うことがおすすめです。
そして若いカップルの場合でも1年婚活をして妊娠しなければ検査をすぐに行うようにしましょう。また妊活をする前の検査はしておこうと思いつつ、ついなかなか毎日の忙しさで実行することができないことも。
しかし本当に不妊検査で何かトラブルが発見されたときには、早めに検査をしておけばよかったと後悔することになってしまいます。
このように不妊検査のタイミングを真剣に考える必要がある理由には、やはり最近の結婚年齢の高齢化があるのです。
現在結婚する人数が一番多い女性の年齢が30~35歳と言われています。この年齢は昔なら高齢出産になってしまう年齢です。つまり結婚した時点で妊娠がベストな年齢ではないということに。
そのために結婚・未婚に関係なく、是非30歳をすぎたら不妊検査を考えることは大切です。もちろん検査によってはパートナーが居なければできない検査もあり、そのため婚前に行う検査は基本的な検査のみとなります。
不妊症の診断方法について
不妊症は診断基準によって無料になるということはありません。しかし多くの不妊検査は保険が利くので、負担の少ない検査はできます。しかし少し深い検査をしていこうとすると、やはり相当出費することになりそうです。
まずは保険が利くもの中心に検査をしてみるといいのではないでしょうか。そして不妊症の診断の結果、診断基準に合わせて治療の助成を受けることができるので、安い費用で高額な不妊治療も受けることができるのです。
では不妊治療のためにも重要である不妊症の診断方法についてまとめてみましょう。問診、視診、触診は初診に受ける診断ですが、これ自体で不妊症がはっきりするものではないことがほとんどです。
その後の診断方法によって不妊症であるか、またその原因チェックしていくことになります。
まず一般検査としてホルモン検査で、黄体化ホルモン、卵巣刺激ホルモン、乳汁分泌ホルモン、卵胞ホルモン、甲状腺ホルモンの分泌の状態が分かります。
また結核菌の検査もしておくべきでしょう。また卵胞期に行うエコー検査では卵胞の発育状態、子宮ない膜の厚さ、子宮筋腫などの有無が分かります。
次にホルモン検査においてエストロゲンの分泌状態を調べ、子宮卵管造影検査において、卵管閉塞や卵管に腫瘍などがないか、子宮筋腫、子宮ポリープなどが検査できます。
排卵期にはエコー検査で卵胞の働き、排卵日などのチェック。またプロゲステロンホルモンの分泌状態が分かります。
頸管粘液検査でおりものの透明性や粘着性のチェックを。またファーナーテストで成功後に子宮内の精子の運動量などを調べます。
黄体期にはエコーによって排卵しているかをチェック。黄体ホルモンの分泌量をもう一度ここでもチェックします。また子宮内膜組織検査によって黄体期の子宮内をチェックしていくものです。
ここまでは保険適用でできるので、高額検査ではありません。ここまで検査をした上で、今後の不妊治療を判断していくことになります。
他にもクラミジア検査なども特殊不妊検査ですが保険が適用されるので、検査項目に入れている病院も多いようです。
不妊症の検査は痛いの?
不妊症の検査は妊娠を早くできるための大切な検査です。しかし実際にはまず痛くないのかという不安を持っている人たちも多いと思います。特に男性より女性の方がいろいろ内診などを行う上でも不安が大きいと思います。
不妊症の検査の中でも、特に痛いのではないかと言われている検査が子宮卵管造影検査ではないでしょうか。
子宮卵管造影検査は生理3~10日目に行います。精子と卵子の状態と、邪魔をしている腫瘍などがないかなどを検査するものです。
子宮に造影剤を入れ、レントゲン撮影をする検査ですが、不妊検査をする場合はほとんどの人が行う検査の1つです。しかし検査には痛みが伴うとも言われています。
もちろん痛みについては個人差がありますが、ほとんどの人が痛みはあったというタイプの検査です。子宮に造影剤を入れますが、2日連続の治療となります。
1日目は本来の検査を行い、2日目は造影剤が子宮内でちゃんと散っているかの確認です。
しかし実際には造影剤を入れているときに、腹部が左右にひねられているような感じがするだけで、すぐに終わったと感じている人もたくさんいます。
それでも検査を行った人の「すごい痛かったよ~」という言葉に恐れをなしてしまっている人も多いはず。そこで子宮卵管造影検査での痛みを乗り越える方法として、まず相当痛いと思っておきましょう。
それによって検査をしたときに、「あれ、こんなものだったの?」という気持ちになれるはずです。また、もし痛かったとしても、その痛さによって妊娠することができるのだと思い込みましょう。
やっぱり「母は強し」です。子供のためなら女性は強くなれるもの。必ず軽く乗り越えることができるでしょう。
そして検査をする前から、その検査のご褒美を決めておきましょう。終わったら自分へのご褒美にケーキを食べるとか、迷っていたバッグを買うとか、何かのご褒美を決めておきましょう。それによって楽に乗り越えることができるはずです。
不妊症検査は夫婦で行う
不妊症の原因は決して女性だけの問題ではありません。男性による原因が関係している不妊は全体の48%もあるのです(男性のみと男女両方に原因がある割合の合計)。
そこで不妊検査をする場合は、是非夫婦二人で行うことがおすすめなのです。
しかし不妊検査を受けることに不安を抱いている女性もいます。例えば結婚前に現在の夫の知らない、不妊につながるような行為があった場合。
若いときに行った妊娠中絶や性病の経験などは、当然夫に知られたくないものです。しかし一緒に検査をした場合、そのことを問診で言えないという不安を抱いている女性もいるかも知れません。
しかし診察室は別々なので、そんな心配はありません。しかし結果は二人で共有することに。もし昔の過ちが、一生妊娠できない原因であるという結果がでる場合も考えられます。
しかし医師は例えば若いときの妊娠中絶が原因で、一生妊娠できないでしょうとは言いません。
何かの原因で、妊娠が不可能だったり、ある治療が必要だということを伝えるはずです。その辺はとてもデリケートなことなので、あまり不安を感じずに医師に任せてみましょう。医師もその辺はきちんと意識しているはずです。
また、夫婦のどちらかに治療が必要になったとしても、妊娠の可能性はないという原因が見つかったとしても、それを二人で乗り切っていくことこそ夫婦だからできることです。
不妊検査は特に結婚年齢が高くなった現代には欠かせない検査ですが、この検査によって原因が二人にあっても片方であっても、一緒に努力して乗り越えるということができるのです。
昔のように女性だけが肩身の狭い思いをすることはありません。前向きに妊娠を考えるという、素晴らしい検査でもあるのです。掘り返したくない過去が暴かれることもありません。安心して不妊検査を行うようにしましょう。
そして夫も妻もお互いの体をいたわり、早く妊娠ができるように考えることもできるはずです。不妊検査は結婚をしたら、早めに行うようにしましょう。もちろんある程度の検査を未婚のときにしておくのもおすすめです。
そして悪いところがあればしっかり治療をし、精神的なストレスなどなら改善できる環境を作るなど、ある程度時間がかかることもあるので焦らず行いましょう。
スクリーニング検査とは
不妊治療の際行うスクリーニング検査とは不妊の原因を探る検査であり、不妊治療の方針を決めるためにも不可欠な検査となります。
代表的な検査としては卵子の入っている袋、つまり卵胞の大きさを測定し、卵巣や子宮の問題を発見するための経膣超音波検査を行います。
また基礎ホルモン検査を行いますが、低温期、排卵期、高温期に下垂体ホルモンや卵巣内の卵胞ホルモンを図って、卵巣の機能チェックをするものです。またクラミジア検査などの感染症検査も行います。
他にも卵管の通りをチェックする検査である子宮卵管造形を行いますが、この検査のあと卵管の通りが良くなり妊娠しやすくなるといったケースも多いとのこと。
次に排卵期ホルモン検査をすることで超音波より正確な排卵日が予測できます。また黄体期ホルモン検査では子宮内膜の状態をチェックすることで、着床にしくいかどうかもチェックしていくのです。
そして今度は男性側も精液のさまざまな検査もしていきます。これは精液を顕微鏡でチェックすることで、精子の量、濃度、運動率などを検査します。
それによって女性側の問題と同様、男性側の問題はあるのかどうかをチェックして、治療を行う方向性の参考になるのです。
検査前は2~7日程度の禁欲後に行うようになります。提出された精液を顕微鏡で観察し精子の状態をチェックするのです。
また夫婦の相性を見る性交後試験や副腎ホルモン、子宮がんなどの検査など、その人に合わせた検査を行うこともあります。
不妊症の検査の費用について
不妊症の検査の費用について考えてみましょう。やはり不妊検査の値段も重要です。そこで一般的な検査についての料金をご紹介しましょう。
まず女性の場合ですが、問診と視診、触診に関しては初診料に含まれます。大体800円~となっています。そして血液検査ですが、ホルモン分泌量や卵巣の機能を検査するものは約2000円~20000円となります。
次に超音波検査ですが膣内に長いプローブを入れて卵巣や子宮の腫瘍、筋腫、形体異常などを検査します。値段は約1500円程度です。月経の出血による検査は結核菌などの有無のチェックをしますが、これは約4500円程度となります。
他にも子宮内膜組織検査などは、子宮底から組織を採取する検査ですが値段としては約2000円程度。
また腹腔鏡検査はおへそから腹腔鏡を入れて子宮や卵巣の状態を検査します。全身麻酔を使用しますが、この値段は約60000円~70000円です。
また膣内、頸管粘液検査は綿棒でさっと採取するもので、大体200円台と言われています。
他に子宮鏡や卵管鏡検査もありますが、これは内視鏡を子宮に入れて、筋腫などがないか検査する方法で、費用としては約20000円程度です。他にも子宮卵管造影検査がありますが、X線を摂る検査で約6000円~7000円と言われています。
男性の検査でも問診、視診、触診は初診の800円~となります。そして超音波検査は約1500円程度ですが病院によっても違いがあります。次に血液検査ですがホルモン異常についてチェックするもので約2000円~20000円です。
精液検査は精子についての質をチェックしますが、採取して2時間以内に行われる検査で、費用は2000円~10000円程度となっています。
ただし女性の検査も男性の検査も病院によって価格に大きな違いが出る場合もあります。最初に大体の価格をチェックしておくといいでしょう。
またこれらの検査で問題が見つからずに、もう少し深く踏み込んだ検査を行うこともあります。その場合はもっと高い検査もたくさんあります。
しかしここに挙げた検査だけでも多くの場合チェックして改善方法が見えてくる場合が多いようです。
不妊症の検査ができる病院について
不妊症の検査ができる病院とできない病院があります。また不妊症の検査といっても、どの辺まで検査ができるかということも。
例えば東京など病院がたくさんあるところは、不妊治療ができる病院も多くありますが、地方などに行くと大きな病院でなければ、なかなかきちんとした検査はできません。
そこで前もって、どの程度の検査ができるかチェックしておくといいでしょう。また検査の後には治療に通うことになる可能性もあるので、自宅から近いところを選ぶことも大切ではないでしょうか。
ここでは大体、これらの検査ができればという検査項目のご紹介をしたいと思います。これらのチェックができる病院なら、安心して検査と治療を受けることができるでしょう。
まず女性の場合ですが、月経期の検査として超音波検査(全胞状卵胞数の計測)、ホルモン検査(黄体化ホルモン、卵巣刺激ホルモン、乳汁分泌ホルモン、卵胞ホルモン、甲状腺ホルモン)、月経血培養検査。
卵胞期(低温期)の検査として超音波検査(発育卵胞の計測)、ホルモン検査(卵胞ホルモン)、子宮卵管造影検査、卵管通気・通水検査 。排卵期の検査として超音波検査(卵胞の計測、子宮内膜の計測)、頸管粘液検査、フーナーテスト(性交後検査)。
そして黄体期(高温期)の検査としてホルモン検査(黄体ホルモン)、超音波検査(子宮内膜厚の計測 )。
また特殊検査として腹腔鏡検査、子宮鏡検査、卵管鏡検査、抗精子抗体検査、染色体検査、アンチ・ミューラリアンホルモン検査、クラミジア検査があります。
男性の検査では一般精液検査、ホルモン検査、精巣生検、精管精嚢造影検査、染色体検査などができるかチェックしましょう。
これらの検査ができるかを病院にまず聞くなり、ホームページでチェックしてみましょう。これらができる病院なら安心して検査することができます。
また治療の際に漢方治療や食事療法なども取り入れている病院など、それぞれに特徴がある病院もあります。自分がやってみたい治療法ができる病院での検査をおすすめします。
精子検査を郵送で?
精子検査はやっぱり男性にとってはあまり気がすすまないものです。そこで精子検査を郵送で行ってみませんか。不妊の原因には40%が男性にもあると言われています。
つまり半分近くの男性に原因があると言われており、しっかりチェックすることも重要なのではないでしょうか。
また検査は保険が利けば数千円ですが、保険が利かなければ数万円。その上、病院は時間もかかるし、男性にとってもできればあまり気が進まない検査です。
そのため男性の検査は女性ほど一般的に広がっていません。そこでまず気軽に検査することができる郵送検査をご紹介したいと思います。
不妊を克服するために大切なことは、男女とも自分が不妊の原因を持っていないかを考えること。
そして、第1検査(スクリーニング)検査をして問題に気づき、対処をするために病院にかかるという行動を起こすことになります。この流れをきちんと守れば、順調に不妊治療はできるはずです。
郵送検査は、まず不妊治療の第一歩として男性も参加しやすいはずです。ポストがあれば全国どこからでもOK。結果は指定のメールに送られるので結果は自分だけでチェックできます。
PCや携帯など、どのようなところでも確認できるように設定できます。精子を採取後大体2~3日で結果が出るので、イライラすることもありません。
検査費には送料負担の場合がほとんど。ただし、この辺は業者によっても違うのでチェックしてみましょう。価格は業者によって違いますが、約3,000円~1万円程度となります。
ただしこの便利な郵送検査にも問題があります。つまり精液は時間がたつとどんどん変化していくため、運動量が低下してしまいます。
もちろんそれも計算して正常範囲かどうかをチェックしていますが、実際に時間のたっていない状態の検査はできません。
そのため郵送の検査に対しては賛否両論があることも事実です。そこでまず検査の一歩として行うことはおすすめですが、問題なしであっても本気で不妊治療をする場合には、病院で検査をすることが大切ではないでしょうか。