不妊症にサプリメントは必要か?

妊娠を考えてから1年間、妊娠できない場合は不妊症の可能性もあるため、それなりの対策をすべきではないでしょうか。

特に結婚適齢期が35歳前後とも言われている現在は、結婚してからすぐに妊娠を考えても高齢出産の可能性があるほどです。

当然年齢が高まるほど、不妊の確率も高くなります。そんなとき不妊治療をスタートするカップルも増えていますが、やはり精神的負担も金銭的負担も大きくなるため、できれば自然に妊娠したいと思うのも当たり前かも知れません。

そこで、不妊症のためのサプリメントで体質改善という対策も是非おすすめしたいと思います。

30歳を過ぎたカップルは特に、1年たっても普通に妊娠ができなかった場合は、すぐに次の対策を考えたいものです。

そこでまず不妊治療をする、しないは別として、不妊の原因があるかという検査をすべきではないでしょうか。

この場合は女性だけでなく男性も不妊の可能性があるので、二人で不妊検査をしましょう。それによって不妊理由が分かれば、直ちに治療をしたいものです。

ただし原因が見つかっても、それだけが原因とは限りません。不妊の可能性は少しでもなくすべきですが、まだまだ分からない部分の不妊理由もあります。

そんなときには体質を改善するサプリメントが、効果を発揮してくれることも。そのため不妊対策として、不妊理由を探すための検査をし、その上で何か原因が見つかれば改善すること。それと同時にサプリメントもしっかり摂取擦るという方法がおすすめです。

そしてサプリメントを摂取するだけでなく、睡眠をしかり取ってホルモン分泌を高めること。ストレスも不妊の原因になるので、ストレスを解消するためにたまには温泉旅行に行ったり、アロマ風呂で毎日ストレスを解消するなど、ストレス対策も大切です。

また栄養のバランスの摂れた食事をきちんと摂ることも重要です。もしカロリーコントロールなどでダイエットをしている場合は、正常な食事に戻すことも大切です。

不妊サプリの役割とは

健全な妊娠をするため、そして妊娠や正常な出産のために、「不妊サプリ」を摂取する人が増えています。

特に2011年からは厚生労働省が葉酸を推奨するようになり、「不妊サプリ」の必要性が広く知られるようになり多く出回るようになりました。

特に高齢出産が多い現在、ますます「不妊サプリ」が人気となっています。多くの「不妊サプリ」には基本的に葉酸、亜鉛、鉄、カルシウムなどが配合されており、あとはそれぞれのサプリの特色としてビタミン、ミネラルなど配合したものもたくさんあります。

特に葉酸は妊娠準備中から摂取することで卵子の老化を防ぎ、DNAの書き換え異常の予防なども期待できるため、流産や奇形児などを予防することができるのです。

また葉酸には子宮内膜を厚くし、粘りを強める作用もあり、着床しやすくする効果もあるのです。他にも生殖器関係の機能改善やホルモンバランスを整える効果もあり、妊娠しやすい体質をつくります。

また不妊の原因となる子宮筋腫は、血行不良やホルモンバランスの乱れが大きな原因と言われていますが、「不妊サプリ」により血流が改善され、子宮筋腫予防・改善効果もあります。

また「不妊サプリ」に配合されている葉酸をはじめ、亜鉛、カルシウム、鉄などは、ストレス解消効果もあり、成長ホルモンの分泌にもつながります。

そして妊娠中胎児の成長に欠かせない造血効果もあります。妊娠中は貧血を起こす女性が多いこともあり、是非飲み続けたいものです。

このように葉酸を中心に「不妊サプリ」は、妊娠する前から授乳時期まで続けて摂取しましょう。

不妊サプリの効果を口コミでみてみると

知恵袋や口コミサイトから、人気「不妊サプリ」の口コミをいろいろ見てみると、いろいろな声が寄せられています。

特に「不妊サプリ」の場合、今までなかなか妊娠出来なかったのに「不妊サプリ」を飲んだら妊娠できましたという声がとても多く見られます。

また何回か流産していた女性から、「不妊サプリ」を飲みはじめたら流産せずに無事出産できたという声も。

そんな中、「不妊サプリ」を飲んでもまだ妊娠できませんという声もありますが、やはり不妊原因には物理的な原因などがある可能性もあるので、しっかり検査をして不妊治療を同時進行することも大切ではないでしょうか。

「不妊サプリ」は体質を整え、妊娠するためのサポートを行うもので、妊娠するための魔法の薬ではないので、不妊に悩んでいるときには原因を追求することも大切です。

また成分がすべて天然なので安心して飲めるという声や、国産の成分で徹底した管理下で製造されているので安心して飲めるという声など、安全性に関する声も多く見られます

他にも悪阻などで思ったような食生活ができていない人も多く、そういう女性からはいろいろな栄養素が含まれているので安心だという声も寄せられています。

また「不妊サプリ」はいろいろなメーカーがあり、内容もさまざま、価格も相当差があります。

そこで価格の口コミを見ると、価格的にとても続けやすいので満足しているという声もあれば、ちょっと高いので続けにくいという声など、メーカーによっていろいろあります。

不妊サプリは通販で探す

「不妊サプリ」はいろいろなところで手に入れることができます。現在「不妊サプリ」を購入する方法として、全国展開しているドラッグストアや、地域密着型の薬局など市販でも購入できます

また最近ではコンビニでも購入することができるようになりました。他にも産婦人科などクリニックでも扱っているところがあります。

そして今多くの人が利用しているのが楽天などの通販サイトです。薬局やコンビニなどで売られている「不妊サプリ」は、いつでも簡単に手に入るという点ではとても便利ですが、まだまだ市販の「不妊サプリ」の種類が少なく、通販に比べて商品を選ぶ範囲がとても狭いというデメリットがあります。

病院やクリニックで売られているものは、医師の推薦する質の良いものなので安心感があります。しかし医師の手数料なども入っているので、価格的に割高になっていることが多いようです。

これは薬局やドラッグストアでも言えることですが、やはり問屋を介して売られているので、どうしても価格的には割高になっています

その点、通販の場合は問屋や薬局へのマージンがないので、定期コースなどでは大幅に割引きされたり価格的メリットがあるのです。

その上、たくさんの種類の中から自分にあった「不妊サプリ」を選ぶことができます。また定期コースとして契約すれば、毎月なくなる頃には届くので便利です。

大手通販サイトで購入すると、それぞれの通販サイトのポイントなども付くので、日常的に買い物をする通販サイトで購入するとよりお得です。

また公式サイトからのみ購入できる「不妊サプリ」もありますが、メーカーが自信を持って発売しているものが多く、公式サイトだからこそいろいろな特典がある場合も。

このように「不妊サプリ」の購入方法はいろいろありますが、やはり妊活中から授乳まで長期間続けたいものなので、価格的にもお得に購入できる通販からの購入がおすすめです。

もちろんドラッグやクリニックでの購入もメリットがあるので、自分にあった購入方法が一番おすすめです。

不妊サプリの副作用の可能性は?

「不妊サプリ」は副作用がないように、安全な成分や徹底した管理下で製造されるなど、少なくとも国産「不妊サプリ」はとても注意を払って作られています。

それでも副作用が起こってしまうということもあります。これは飲む側の問題もあるので注意しなければなりません。

ざっくり言うと過剰摂取による副作用です。どんなに素晴らしい成分であっても、過剰摂取は逆に副作用につながってしまいます。

そのためそれぞれのメーカによる、決められた摂取量を上回ることがないようにしなければなりません。

また「不妊サプリ」には葉酸だけでなく、妊活や妊娠中に必要ないろいろな成分が配合されている場合がほとんどです。

メーカーによってそれぞれですが、もしアレルギーなどを持っている成分が配合されていれば注意しなければなりません。そのため特にアレルギー体質の人は、成分をチェックしてから選ぶびましょう。

また葉酸には食品由来ポリグルタミン酸型葉酸と、合成モノグルタミン酸型葉酸があります。合成モノグルタミン酸型葉酸は、吸収率がポリグルタミン酸型葉酸の2倍もあります。

また合成といっても厚生労働省も認めている安全性の高い葉酸なので、特に妊活中や妊娠初 期などしっかり葉酸を摂取したい時期にはおすすめです。

また妊娠中期から後期になると葉酸の摂りすぎに注意しなければならないので、天然のポリグルタミン酸型葉酸配合の「不妊サプリ」に替えることもおすすめです。

食品由来のポリグルタミン酸型葉酸は、借りに摂りすぎても特に副作用はありませんが、モノグルタミン酸型の合成タイプの葉酸は、妊娠後期に摂りすぎると胎児の喘息リスクが高まるという結果が出ています

とはいってもメーカーの推奨している摂取量をしっかり守っていれば特に問題はありません。メーカーによっては妊娠中期から推奨摂取量が変わることがあるので、その辺もしっかり確かめて摂取しましょう。

また日本の「不妊サプリ」は特に添加物に対して厳しいと言われていますが、その中でも添加物への考慮がしっかり行われているサプリを選ぶようにしたいものです

不妊に男性用のサプリメントはあるの?

「不妊サプリ」は妊娠する前の妊活のときから是非摂取したいサプリです。そのため妊娠するまでには男性用の「不妊サプリ」も是非おすすめ。

特に葉酸は精子の老化を予防し、DNAの異常を予防します。男性用と別売りされていなくても、女性用の「不妊サプリ」で、葉酸200μg/日を摂取してもOKです。

現在厚生労働省が推奨している葉酸の摂取量は、女性用サプリの配合上限が400μg/1日となっています。もちろん食事からも摂取する葉酸もあるので、それをプラスしても過剰摂取しない量となっているのです。

そして男性の推奨摂取量は200μg/日とされており、そのため女性の「不妊サプリ」が1日分2錠だったら、男性は1錠、女性が1錠であれば男性は半錠で良いということになります。

女性用の「不妊サプリ」に含まれている成分は健康に良い物ばかりなので、男性にとっても良いものばかりで特に問題はありません。しかし男性用の「不妊サプリ」というものもあります。

これは妊活中に精子の老化を防ぐなど葉酸だけでなく、男性として妊活のために力強く頑張れるように亜鉛、マカ、コエンザイムQ10、アルギニン、シトルリン、セレンなどの成分が配合されているものも多くあります

男性の場合は女性のように受け身ではないので、健全な精子をつくるだけでなく、エネルギー不足にならないように、元気に妊活をする必要があります。

そのために男性用の「不妊サプリ」も人気があります。妊活は女性だけでなく、夫婦でしっかり「不妊サプリ」を摂取することが大切です。

不妊サプリに含まれる天然原材料

「不妊サプリ」には葉酸だけでなく、いろいろなビタミンやミネラルなども含有されているものが多いようですが、意外な成分が含まれているサプリもあります。

そんな中で、妊娠とはあまり結び付かない天然原材料もあります。そんな中から「梅」「月見草」「高麗人参」「舞茸」「ローヤルゼリー」についてご紹介したいと思います。

加齢によって細胞は酸化ストレスによって変形し、それがすすめば細胞死に至ります。これは卵子や精子の細胞にも同じことが起こり、加齢は卵子や精子の老化につながるのです。

しかし梅に含まれている3、4-DHBAという成分が卵子や精子周辺の顆粒膜細胞を、酸化から守る効果があります。これは不妊治療を行う人たちを対象に、臨床試験を行った結果も発表されているのです。

月見草

月見草は美肌、ダイエットなどにも人気のある成分ですが、今ヨーロッパで妊活に人気の成分です。月見草オイルは女性ホルモンのバランスを整える効果があります。

受精時のおりものの量や粘性が高まるといわれており着床しやすくなるのです。

高麗人参

高麗人参にはビタミン、ミネラル、タンパク質などさまざまな栄養素が豊富に含まれています。そして強力な抗酸化パワーの高いサポニンも豊富に含まれているのです。

それによって卵子、精子の老化を抑える効果があるのです。また内臓機能を高める効果もあります。

また血行を高めることから生殖機能アップにつながります。また滋養強壮効果も高く、疲れを取り健康向上効果もあり男性の不妊サプリとしてもおすすめです。

舞茸

舞茸に含まれているグリスリンは、特に内分泌排卵因子を原因の不妊に効果があります。内分泌排卵因子の原因とは、正常な排卵ができないため受精出来ないのです。

グリスリンはエストロゲン機能が高まるため、正常な排卵をサポートします。他にもこのグリスリンは血糖値を正常にする効果があり、インスリンの抵抗性を改善します。

インスリンの分泌がエストロゲンの分泌を抑えてしまうことにもなるので、血糖値を正常にすることはとても重要なのです。

ローヤルゼリー

ローヤルゼリーはホルモンの乱れを改善する効果があります。ローヤルゼリーに含まれているデゼン酸はエストロゲンと酷似した分子構造をしています。

またアセチルコリンが自律神経の乱れも整えてくれるため、より妊娠しやすい状態にしてくれます。

またアミノ酸も豊富に含まれており、年齢の高い人の妊活には特におすすめです。またローヤルゼリーは滋養強壮効果もあり疲れ回復効果も妊活にピッタリです。

不妊サプリの意外な原料

「不妊サプリ」には、安全で不妊改善効果の高い意外な成分が配合されています。ここでご紹介するのはミトコンドリア、牡蠣、すっぽん、ミドリムシなどの意外な人気成分のご紹介です。

ミトコンドリア

わたしたちの細胞の中にある物質で、一つひとつの細胞が活性化するためのエネルギーをつくり出す工場と考えられます。そしてコエンザイムQ10がミトコンドリアで、エネルギー生産のために働く働き手なのです。

そのためコエンザイムQ10が不足すれば、もちろん働き手のいない工場は稼働しません。しかし工場であるミトコンドリアが活性化していなければ、細胞は基本的に元気になれず、生殖器関係の内臓の働きも年齢とともに低下していきます。

そこで「ミトコンドリア」に注目した「不妊サプリ」もたくさん出回っています。「ミトコンドリア」を増やすためには、いろいろな成分がありますが最近注目されている成分として「PPQ(ピロロキノリンキノン)」や「レスベラトロール」などがあります。

「PPQ」は納豆、豆腐などの大豆製品に多く含まれており、「レスベラトロール」は緑茶、赤ワイン、ブドウ、ブルーベリー類に多く含まれていると言われています。

牡蠣

海のミルクと言われるほど栄養豊かな食品です。特にビタミンB1、2、12、グリコーゲンや必須アミノ酸、ミネラル、タウリンなどが豊富に含まれています。その上、特に亜鉛の含有量は食品随一とも言われているのです。

亜鉛と言えばセックスミネラルと言われるほど、生殖器の活性化にも重要な成分と言われています。そのため男性にとっても女性にとっても妊活にぴったりの食べ物なのです。

また鉄分も豊富に含有しており、妊活中にも不足しがちな成分がいろいろ含有されているのです。

すっぽん

男性の精力を高めるという効果だけではありません。「すっぽん」はアミノ酸が豊富なため、ホルモンバランスを正常にする作用があり、女性の月経の乱れを整える効果があります。

またビタミンEやCが豊富に含まれており、卵子の老化を防ぐ効果も。またビタミンEも豊富に含まれており、着床しやすい子宮をつくる効果もあります

ミドリムシ

藻類の一種で、とても豊富な栄養を豊富に含有しています。18種類のアミノ酸、11種類の不飽和脂肪酸、14種類のビタミン、9種類のミネラル、その他7種類の59種類の栄養素がバランスよく含まれているのです。そのため健康、美容などにももちろん注目されていますが、妊活にもおすすめの成分なのです。

不妊症のためのサプリメントの成分について

不妊症のために摂取したいサプリメントの中には、いろいろな成分が配合されています。

どのサプリも、いろいろな面から妊娠のために組み合わされた成分が配合されていますが、どのような成分が配合されているのでしょう。不妊症のために必要な栄養素、成分のご紹介です。

プラセンタ

特に女性が飲むサプリに多く含まれていますが、年齢とともに卵巣の働きの低下、卵子の産生力も低下も著しくなっていきます。そこで成長因子の豊富なプラセンタエキスもおすすめです。プラセンタは胎盤エキスであり、胎盤には成長ホルモンなどいろいろな成分が豊富に含まれています。プラセンタによって細胞の再生を活発にし、自律神経を整えるなど、不妊原因の改善に期待されている成分です。豚が多い中、豚の数百倍以上といわれている働きの馬プラセンタは期待も高くなります

葉酸

厚生労働省も推奨している妊活、妊娠時に是非摂取したい葉酸。妊活中は、正常な精子や卵子をつくるためにも大切な成分です。また子宮内膜を厚くし、強化する効果もあるため着床率も高めます。妊娠初期には葉酸が不足すると細胞分裂が正常に進まず、脳や脊髄の障害、そして神経管閉鎖障害などを起こすリスクも高まってしまいます。妊活、妊娠、授乳と続けて摂りたい栄養素の一つです。

ビタミンB群

ビタミンB群は代謝を高め、血液をつくるためにも重要なビタミンです。特にB群は8種類すべて同時に摂取することで、相乗効果としてお互いの働きを高めると言う働きもあるため、ビタミンB群がバランス良く配合しているサプリもたくさんあります。特に葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12は重要です。

ビタミンE

エイジングビタミンと言われているビタミンEは、強力な抗酸化パワーを持ったビタミンです。血液サラサラ効果とともに血管を広げる効果もあります。そのため栄養が内臓に行き届き卵巣や子宮の代謝も高まります

アスタキサンチン

強力な抗酸化パワーを持ち、アンチエイジング、疲労回復などにも働きます。血流も良い状態となり、子宮、卵巣の機能も高まります

鉄分

鉄分は日本人全体が不足していると言われていますが、不妊症には欠かせない栄養素です。普通の食事からではなかなか満足の行く摂取は難しいためサプリから摂ることがおすすめです。また鉄分は粘膜の免疫力を高め、子宮内膜も強くします。せっかく受精しても着床できずに不妊が続いている人もいますので、良質な卵子のためにも、血液の不足を防ぐ必要があります

亜鉛

亜鉛はとても不足しがちなビタミンです。そして不足すると男性も女性も生殖に関する部分でのトラブルにつながります。また免疫力の低下、疲れやすさなど、どれも不妊改善を邪魔する症状です。細胞分裂を促す働きのある亜鉛が不足することで、正常な卵子や精子の産生ができないことにもつながります。また亜鉛不足により女性は女性ホルモンの分泌の低下、男性は精液の質の低下や勃起不全などが起こる可能性もあります

ソフォン

DHEA(性ホルモンの原料)の分泌の促進に関係する成分です。

マカエキス

精力を高めるマカという植物の根の成分で、疲労回復にもおすすめ。特に男性の不妊症におすすめです。女性の子宮や卵巣の機能アップにもおすすめです。

L-カルニチン

精子の運動能力のアップ効果があります。脂肪代謝を高めるダイエットサプリにも使われますが、疲労回復にも効果があります。先天性突発性代謝異常の治療など医療の現場でも使用されている成分です。そして男性の精子無力症の改善にも効果があると言われています。臨床試験の結果、精子無力症の男性の精子運動率が、カルニチン摂取によって29.3%→41.1%へ高まったとのこと。また卵子の質の向上にも良いと言われています。

大豆イソフラボン

植物性エストロゲンとも言われている成分で、エストロゲン不足の女性におすすめの成分です。エストロゲンと構造が酷似しているため、エストロゲン不足のときにサポートします。

カルシウム

カルシウムが少ないと精子の運動が鈍くなるため、男性にもカルシウムは大切です。また卵子も受精をしにくいと言われていますが、日本人のカルシウムの摂取量は不足気味と言われています。そのためサプリからでもしっかり摂取するようにしましょう。またカルシウムの吸収を高めるためにもマグネシウムも摂取したいものです。

コエンザイムQ10

男女とも、妊活中におすすめの成分です。妊活にはとても重要な細胞内にあるミトコンドリア。ミトコンドリアがエネルギーをつくるためにも欠かせないのがコエンザイムQ10です。卵子や精子の老化を防ぎ、正常なかたちで成熟を促進します。特に35歳以上になると、卵子も精子も老化の一途です。そのためコエンザイムQ10もおすすめと言えます。

エストロゲン

エストロゲンは女性ホルモンの1つで、プロゲステロンとのバランスがとても大切になります。不妊とは切っても切れない成分の1つ。エストロゲンは排卵や卵胞の成熟にも欠かせません。そして子宮内膜の厚さを高め、粘度も高め、着床しやすい状態をつくります

他にも頸管粘液の分泌を高め、精子が子宮に辿り付きやすいようにサポートするのです。もちろんホルモン治療でエストロゲンを補給することもありますが、ホルモン治療をするほどではないことがほとんど。そこでエストロゲンと酷使しているエストロゲン様成分といわれているものを「不妊サプリ」成分として配合することがあります。例えば大豆イソフラボンなどはその代表的な成分ではないでしょうか。

テストステロン

妊活で不妊サプリが必要なのは女性だけでなく男性も同じです。特に男性の生殖器機能に直接関係するホルモンがこのテストステロンです。サプリには直接テストステロンを配合することはなく、サポニンや熱帯雨林に自生する植物のトンカットアリなど、テストステロンの分泌を高める成分を配合します。

フェリチン

フェリチンはわたしたちの体内の鉄分の中でも、いわゆる貯蓄鉄と言われているものです。このフェリチンの低下によって質の良い卵子を作ることができません。また妊娠中も貧血を起こしやすくなり、重篤な貧血になることもあるのです。フェリチン濃度が低下すると胎児への栄養補給にも影響が出たり、母胎にも影響が大きいので予防しなければなりません。

体内の鉄分は約60~70%がヘモグロビン、20~30%がフェリチンと言われており、健全な妊娠、健康な出産のためにもフェリチンは重要な成分です。フェリチンを増やすためには鉄分の補給が重要ですが鉄はとても吸収がしにくいため、吸収の高いヘム鉄がサプリには使われます。またビタミンCやEを一緒に摂ることで鉄分の吸収を高めるため、サプリではこれらが一緒に含まれていることも多いのです。

カリウム

卵子の細胞に多く含有するミトコンドリアはカリウムを必要とします。つまり卵子の老化、酸化を防ぎ質の高い卵子を作るためにも、重要な成分なのです。フルーツにはカリウムが豊富に含まれていますが、たくさん食べると体を冷やしてしまうので、しっかり摂ることが難しい場合もあり、妊活サプリに含まれることが多い成分の1つです。

メラトニン

メラトニンは睡眠ホルモンとも言われているもので、質の高い睡眠を得ることができます。そして自律神経を整えることによりストレス解消効果もあり、同時にホルモンバランスも整えるのです。妊活中、妊娠中は特にイライラが強まることもあり、そのストレスが不妊や流産の原因になることもあります。メラトニンは精神的な安定に働き、それが妊娠してからも胎児の神経保護効果にもつながるのです。

酵素

酵素は自律神経の乱れを整え、ホルモンバランスも整えてくれます。また基礎代謝を高める効果があるためダイエット効果も期待されていますが、基礎代謝が高まると生殖機能も高めてくれます。また着床効果も高めるとも言われているため妊活におすすめの成分です。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は不妊治療の一環として凍結胚移植、新鮮胚移植などのときにヒアルロン酸入り培養液を使用すると成功率が高いといわれていますが、不妊サプリとして使用されているものは多くありません。特に妊活中や妊娠中に美容のためヒアルロン酸注射を打つことは、おすすめできません。特に血液中に何か入れることはこの時期避けたいものです。

しかし不妊サプリには、女性の美肌のことも考えヒアルロン酸が配合されているものもあります。今のとことヒアルロン酸が特に妊娠に悪影響を与えるという事例はないとのこと。しかし絶対安全だということも証明されていないのです。そのため妊活中や妊娠中にサプリとして摂取する場合は、医師に相談するといいのではないでしょうか。ただしヒアルロン酸配合の化粧品などは特に問題はありません。

不妊症対策のサプリメント

妊娠するために、半強制的に治療薬によって誘導するとともに、根本的に妊娠しやすい体を作る必要があります。妊娠に至るまでのメカニズムで必要な栄養素というものがあるのです。

妊娠に関連する機能を正常化させるために、その体作りのために必要な栄養を摂取することも重要です。その栄養を摂取するのに役立つのがサプリメントです。

もちろん、サプリメントを摂取すれば妊娠する、不妊が治るという簡単なものでも無いとは思いますが、妊娠しやすい体作りは基本です。

妊娠に必要な栄養素が含まれた不妊症の為のサプリメントというものもいくつか存在しています。是非、参考にしてみてください。

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